こし【輿】
1 人を乗せる、屋形の下に2本の轅(ながえ)をつけた乗り物。轅を肩に担ぐ輦(れん)と、腰の辺りにささげ持つ手輿(たごし)に大別され、身分の上下によって、鳳輦(ほうれん)・葱花輦(そうかれん)・四...
こし‐いれ【輿入れ】
[名](スル)《昔、嫁入りのとき、嫁の乗った輿を婿の家に担ぎ入れたことから》とつぐこと。嫁入り。「秋の吉日に—する」
こし‐かき【輿舁き】
輿を担ぐこと。また、その人。輿丁(よてい)。
こし‐ぐるま【腰車】
1 柔道の技の一。相手のからだを自分の腰にのせて浮かせ、投げ倒す技。 2 刀などで、腰を輪切りにすること。腰を横から水平に切ること。「躍りかかりて—に斬りけるが」〈読・稲妻表紙・五〉 3 (「輿...
こし‐だい【輿台】
輿を地上に下ろすとき、轅(ながえ)を支える机のような台。輿立て。
よ【輿】
[人名用漢字] [音]ヨ(呉)(漢) [訓]こし 1 何人かで担いで運ぶ乗り物。こし。かご。「肩輿・車輿・乗輿・神輿(しんよ)・鸞輿(らんよ)・輦輿(れんよ)」 2 万物をのせる台。大地。「輿地...
よ‐しゃ【輿車】
輿(こし)と車。また、乗り物の総称。
よしゃずこう【輿車図考】
江戸後期の故実書。松平定信編、渡辺広輝画。16巻。文化元年(1804)成立。各種の輿車に関する考証に、彩色図を付した書。
よ‐ず【輿図】
輿地の図。世界地図。輿地図。
よ‐ち【輿地】
《万物をのせている輿(こし)の意》地球。大地。全世界。