べん‐しょう【弁証/辯証/辨証】
[名](スル)弁論によって証明すること。また、是非・善悪を弁別して証明すること。「シォペンハウエルの—したる仏法の教理」〈上田敏訳・海潮音〉
べん・じる【弁じる/辯じる】
[動ザ上一]「べん(弁・辯)ずる」(サ変)の上一段化。「滔々(とうとう)と—・じる」
べん・ずる【弁ずる/辯ずる】
[動サ変][文]べん・ず[サ変] 1 言う。述べる。話す。「一席—・ずる」 2 弁明する。弁解する。「父の名誉のために—・ずる」
べん‐ぜつ【弁舌/辯舌】
ものを言うこと。また、ものの言い方。話しぶり。「—をふるう」
べん‐ぜつ【弁説/辨説/辯説】
[名](スル)物事の道理を説き明かすこと。「一々近接なる適例を列挙し、丁寧反復して—せり」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
べん‐そ【弁疏/辯疏】
[名](スル)言いわけをすること。弁解。「自分の事のように心で—した」〈有島・或る女〉
べん‐てん【弁天/辯天/辨天】
「弁才天」の略。 《から転じて》美しい女性。
べん‐なん【弁難/辯難】
[名](スル)言葉を用いて非難すること。論難。「府下及び地方の新聞紙までも…互に—攻撃し」〈鉄腸・花間鶯〉
べん‐ばく【弁駁/辯駁】
[名](スル)《「べんぱく」とも》他人の説の誤りを突いて論じ、攻撃すること。反駁(はんばく)。「論敵を—する」
べん‐めい【弁明/辯明/辨明】
[名](スル) 1 事情などを説明してはっきりさせること。「事のやむなきを—する」 2 他人の非難などに対して、言い開きをすること。「—の余地がない」「失言を—する」