かたじけな・い【忝い/辱い】
[形][文]かたじけな・し[ク] 1 もったいない。恐れ多い。「—・いお言葉」 2 身に受けた恩恵などに対して、感謝の念でいっぱいであるさま。身にすぎて、ありがたい。「ご好意のほどまことに—・く...
かたじけな・む【忝む/辱む】
[動マ四]《形容詞「かたじけなし」の動詞化》かたじけないと思う。「みかど助け仕へ奉りたぶ事を、うむがしみ—・み念(おも)ほしめして」〈続紀宣命・二六詔〉
じょく【辱】
[常用漢字] [音]ジョク(漢) ニク(呉) [訓]はずかしめる はじる はじ かたじけない かたじけなくする 1 体面を傷つけ、くじけた気持ちにさせる。はずかしめ。はじ。「栄辱・汚辱・屈辱・国...
じょく‐ち【辱知】
《知をかたじけなくする意》知り合いであることを、へりくだっていう語。辱交。「—の間柄」
じょく‐めい【辱命】
ありがたい命令。また、命令をありがたく受けること。
じょく‐ゆう【辱友】
《交誼(こうぎ)を辱(かたじけな)くする友の意》目上の友に対して自分をへりくだっていう語。
じょっ‐こう【辱交】
その人と交際があることをへりくだっていう語。辱知(じょくち)。
にく【辱】
⇒じょく
はじ【恥/辱/羞】
1 恥じること。自分の欠点・失敗などを恥ずかしく思うこと。「—を忍んでお願いする」 2 それによって名誉や面目が損なわれる行為・事柄。「家の—」「生き—」
はずかし・む【辱む】
[動マ下二]「はずかしめる」の文語形。