う【迂】
[人名用漢字] [音]ウ(呉)(漢) 1 遠回りする。「迂遠・迂回・迂曲・迂路」 2 世事にうとい。「迂闊(うかつ)・迂愚」 3 自分を謙遜していうときに冠する語。「迂生」 [名のり]とお・ゆき
う‐えん【迂遠】
[形動][文][ナリ]《道路などが曲がりくねって目的地までなかなか到達できないの意から》 1 まわりくどいさま。また、そのため、実際の用に向かないさま。「—な方法」 2 世の中の動きに疎いさま。...
う‐かい【迂回】
[名](スル)回り道をすること。遠回りすること。「がけ崩れのため—する」「—路」
うかい‐きふ【迂回寄付】
政治家が、自身が代表を務める政党支部を経由して資金管理団体や後援会に寄付をすることで、所得税控除などの優遇措置を受けること。
うかい‐けんきん【迂回献金】
企業や業界団体などが、政党やその政治資金団体を経由して政治家個人に献金すること。法律で禁止されている、企業・団体から政治家個人への献金の抜け道となっている。→政治献金
うかい‐せいさん【迂回生産】
まず道具・機械などの生産手段を生産してから、それを使用して消費財を生産する方法。
うかい‐ぼうえき【迂回貿易】
為替管理上の障害を避けるなどの目的で、商品を直接目的国へ送らず、第三国を経由して取引する貿易。
うかい‐ゆうし【迂回融資】
不正融資の一。銀行などが資金を融資する際に、融資額が信用供与の限度額内であるように見せかけるため、間接的に融資を行うこと。関連会社のノンバンクや大口信用供与先などを経由することによって、結果的に...
う‐かつ【迂闊】
[名・形動] 1 うっかりしていて心の行き届かないこと。また、そのさま。「そんな大事なことを見落とすとは—だった」「—にも口を滑らす」 2 回り遠くて実情にそぐわないこと。実際の役に立たないこと...
うかつもの【迂闊者】
《原題、(イタリア)Il distratto》⇒うっかり者