おうみ‐の‐うみ【近江の海/淡海の海】
琵琶湖の古称。おうみのみ。[歌枕]「—夕波千鳥汝が鳴けば心もしのに古(いにしへ)思ほゆ」〈万・二六六〉
おうみのおおつ‐の‐みや【近江大津宮】
⇒大津宮(おおつのみや)
おうみ‐の‐おかね【近江のお兼】
鎌倉初期、近江国にいたという大力の遊女。「古今著聞集」などが伝える。 歌舞伎舞踊「晒女(さらしめ)」の通称。
おうみ‐の‐くに【近江国】
⇒近江
おうみはちまん【近江八幡】
滋賀県、琵琶湖東岸の市。八幡瓦(がわら)・淡水真珠を特産。平成22年(2010)に安土町と合併。中央部の八幡山の南に豊臣秀次の城下町があった。江戸時代には近江商人の拠点。人口8.2万(2010)。
おうみはちまん‐し【近江八幡市】
⇒近江八幡
おうみ‐はっけい【近江八景】
琵琶湖南西部の八つの景勝。石山の秋月、比良(ひら)の暮雪、瀬田の夕照、矢橋(やばせ)の帰帆、三井(みい)の晩鐘、唐崎の夜雨、堅田(かたた)の落雁、粟津(あわづ)の晴嵐。安藤広重の浮世絵で知られる...
おうみ‐ふじ【近江富士】
三上山の異称。
おうみ‐ぶし【近江節】
⇒語斎節(ごさいぶし)
おうみ‐ぶな【近江鮒】
琵琶湖産のゲンゴロウブナ。