ちょう‐さん【逃散】
中世以降の農民闘争の一形態。領主への抵抗手段として、一村を挙げて耕作を放棄し、山野や他領へ逃亡したこと。とうさん。
とう‐さん【逃散】
⇒ちょうさん(逃散)
とう【逃】
[常用漢字] [音]トウ(タウ)(漢) チョウ(テウ)(慣) [訓]にげる にがす のがす のがれる 〈トウ〉その場から離れ去る。にげる。「逃走・逃避・逃亡」 〈チョウ〉にげる。「逃散」 [...
とう‐き【逃毀】
中世、住民がその居住地から逃げ出したとき、領主がその妻子をとらえ、財産を没収したこと。にげこぼち。
とう‐ざん【逃竄】
逃げ隠れること。「トスカは—の貧士に食を与え」〈荷風・濹東綺譚〉
とう‐そう【逃走】
[名](スル)にげること。にげ去ること。遁走(とんそう)。「その場から—する」
とうそうえんじょ‐ざい【逃走援助罪】
拘禁されている者を逃走させるために、器具の提供などや看守などへの暴行・脅迫をする罪。刑法第100条が禁じ、器具の提供などは3年以下の懲役に、暴行・脅迫は3か月以上5年以下の懲役に処せられる。 [...
とうそう‐ざい【逃走罪】
懲役・禁錮・拘留・勾留されている者や、死刑判決を受けて拘置されている者などが逃走する罪。刑法97条が禁じ、1年以下の懲役に処せられる。単純逃走罪。→加重逃走罪 [補説]勾留状により勾留された者の...
とう‐とん【逃遁】
にげること。「—の一途あるのみ」〈花袋・一兵卒の銃殺〉
とう‐ひ【逃避】
[名](スル)困難などに直面したとき逃げたり、意識しないようにしたりして、それを避けること。「現実から—する」