すき‐じ【透(き)字】
紙などに文字が透けて見えるようにすること。また、その文字。
すきっ‐ぱ【透(き)っ歯】
「すきば」の音変化。
すき‐とお・す【透(き)通す/透き徹す】
[動サ五(四)]光線などが、間にある物を通り抜ける。「水晶のような水を—・して」〈芥川・蜘蛛の糸〉
すき‐とお・る【透(き)通る/透き徹る】
[動ラ五(四)] 1 物を通して、中や向こう側が見える。「湖の底まで—・っている」 2 声や音が澄んでいてよく聞こえる。「美しく響く—・った声」
すき‐にかわ【透き膠】
中国産の、精製した透明の膠。
すき‐ば【透(き)歯】
歯と歯の間がすいていること。また、その歯並び。すきっぱ。
すき‐ばこ【透き箱】
透かし彫りをした箱。すいばこ。「片つ方はただの金(かね)の筥、いま片つ方には—なるを」〈栄花・暮待つ星〉
すき‐びたい【透(き)額】
冠の一。前額部の髪の生え際が透いて見えるように、黒の羅(うすもの)に薄く漆を塗って作ったもの。近世では、頭上に当たる甲の前方に月形の穴をあけ、羅を張ってその部分だけを透かした。元服後まもない15...
すき‐べい【透(き)塀】
中ほどを連子(れんじ)・透かし彫りなどにして、内部が透けて見える塀。神社・廟(びょう)などにみられる。
すき‐ま【隙間/透(き)間】
1 物と物との間の、わずかにあいている所。「—だらけの板塀」 2 (比喩的に)普通には気づきにくいところ。盲点。「法の—を衝く」「—産業」 3 あいている時間。ひま。「家事の—をみて勉強する」 ...