あけび【通草/木通】
アケビ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に生え、葉は長楕円形の小葉が5枚手のひら状につく複葉。春、淡紫色の雄花と雌花とが咲く。秋、長楕円形で淡紫色の実がなり、熟すと裂け、果肉は甘く食べられる。...
あけび‐このは【通草木の葉】
ヤガ科のガ。翅(はね)の開張約10センチ、前翅は褐色で枯れ葉に似る。翅を開くと、橙(だいだい)色の地に巴(ともえ)形の黒紋のある後ろ翅が現れる。夜、果実に集まり、汁を吸う。幼虫は芋虫で、アケビ・...
おさ【訳語/通事】
外国語を通訳すること。また、その人。通訳。通弁。「鞍作福利(くらつくりのふくり)を以て—とす」〈岩崎本推古紀〉
かよい【通い】
1 ㋐通うこと。行き来すること。「—の電車賃をもらう」「血の—がよくなる」 ㋑(「…がよい」の形で)名詞に付いて、一定の場所に定期的に、あるいは、頻繁に行き来することを表す。「塾—」「悪所—」 ...
かよい‐あきない【通ひ商ひ】
行商。また、行商人。「この二十年ばかりも江州に—」〈浮・織留・一〉
かよい‐おとこ【通ひ男】
女のもとにひそかに通ってくる男。「踏み分くる忍び路に、—のあるよな」〈浄・井筒業平〉
かよい‐おんな【通ひ女】
男がときどき通っていくために囲っておく女。かこいもの。かよいめ。「下屋敷に置かせられ、—にあそばせ」〈浮・椀久一世〉
かよい‐ぐち【通い口】
茶室で、亭主側が点茶(てんちゃ)・炭点前(すみてまえ)以外の用事で席内へ出入りする口。給仕口。禿口(かむろぐち)。
かよい‐ぐるま【通ひ車】
《深草少将が小野小町のもとに、99夜通ったという故事から》ある場所、特に、女のもとへ通っていく車。「—は小町があだの情に乗せられ」〈浄・歌念仏〉
かよい‐げいこ【通い稽古】
1 先生・師匠の所に通って学ぶこと。 2 先生・師匠が弟子の所に通って教えること。出稽古。