あい【会ひ/遇ひ/逢ひ】
あうこと。対面。「夢(いめ)の—は苦しかりけり覚(おどろ)きてかき探れども手にも触れねば」〈万・七四一〉
あい‐びき【逢い引き/媾曳き】
[名](スル)相愛の男女が人目を避けて会うこと。密会。江戸後期から使われ始めた語。「深夜に公園で—する」
あい・みる【相見る/逢い見る】
[動マ上一][文][マ上一] 1 互いに相手を見る。対面する。「二人はこの人世で—・みることもなかっただろう」〈康成・千羽鶴〉 2 男女が情を交わす。「それにぞあなるとは聞けど—・みるべきにもあ...
あ・う【会う/遭う/遇う/逢う】
[動ワ五(ハ四)]《「合う」と同語源》 1 (会う・逢う) ㋐互いに顔を向かい合わせる。場所を決めて対面する。「客に—・う」「明日、いつもの場所で—・おう」 ㋑たまたま人と出あう。「駅でばったり...
あう‐せ【逢う瀬】
⇒おうせ
逢(あ)うは別(わか)れの始(はじ)め
《白居易「和夢遊春詩一百韻」の「合うは離るるの始め」から》会った人とはいつか必ず別れなければならない。無常のたとえ。
あふさ‐きるさ【逢ふさ来るさ】
[名・形動]⇒おうさきるさ
おうさか【逢坂】
滋賀県大津市西部の地名。付近に逢坂山がある。 「逢坂の関」「逢坂山」の略。
おうさか‐ごえ【逢坂越】
三重県の伊勢市と志摩市との境にある峠。逢坂峠。また、そこを越えること。
おうさか‐の‐せき【逢坂の関】
逢坂山にあった関所。三関の一。東海道・東山道の京都への入り口にあたる要所。蝉丸(せみまる)が住んだという蝉丸神社(関明神)がある。[歌枕]「これやこの行くも帰るも別れつつ知るも知らぬも—」〈後撰...