いち【逸】
⇒いつ
いち‐はやく【逸早く/逸速く】
[副]《形容詞「いちはやし」の連用形から》真っ先に。すばやく。「—現場に向かう」「—手を引く」
いち‐はや・し【逸早し/逸速し】
[形ク]《「いち」は、勢いのはげしい意の接頭語、「はやし」は、激しい、鋭いなどの意》 1 霊威・霊験が著しく恐ろしい。「熱田神(あつたのかみ)、—・くおはしまして…やがてたち所に、罰せさせおはし...
いち‐ぶつ【逸物】
「いちもつ(逸物)」に同じ。「この太刀、寸こそ短けれども、身においては—にてあるぞ」〈義経記・五〉
いち‐もつ【逸物】
群を抜いて優れているもの。特に、犬・牛・馬、または人などにいう。いちもち。いちぶつ。いつぶつ。「犬は三頭が三頭ながら、大きさも毛なみも一対な茶まだらの—で」〈芥川・偸盗〉
いっ‐き【逸機】
[名](スル)機会を逃すこと。チャンスを失うこと。「前半に—したのが敗因だ」
いっ‐き【逸気】
1 他よりも優れた気質。 2 気持ちが高ぶること。「—になって饒舌(しゃべ)っている」〈真山・家鴨飼〉
いっ‐きゅう【逸球】
[名](スル)野球で、捕手または野手がボールを捕りそこなうこと。パスボール。
いっ‐きょ【逸居】
[名](スル)気楽に暮らすこと。「安楽—して何事をも為さず」〈福沢・文明論之概略〉
いっ‐きょう【逸興】
[名・形動ナリ] 1 特別に興味深いこと。また、そのさま。「この道は、もし四道の間に—のすぐれたるか」〈海道記・序〉 2 ちょっと変わったおもしろみ。また、そのさま。「不思議に思ひて見れば—なる...