おそ・い【遅い/鈍い】
[形][文]おそ・し[ク] 1 物事の進む度合いが小さい。動作・進行などに時間がかかる。のろい。「列車の進み方が—・い」「仕事が—・い」「進歩が—・い」「物わかりが—・い」⇔速い。 2 (「晩い...
おそい‐ちゅうせいし【遅い中性子】
⇒低速中性子
おそ‐うし【遅牛】
《「おそうじ」とも》歩みの遅い牛。
遅牛(おそうし)も淀(よど)早牛(はやうし)も淀(よど)
京を出発した牛は、歩みが遅くても速くても、結局、淀に着くことに変わりはない。ものに遅速はあっても、結果においては同じであることのたとえ。
おそ‐うまれ【遅生(ま)れ】
4月2日から12月31日までに生まれたこと。また、その人。同じ年の早生まれの子供より1年遅く就学するところからいう。⇔早生まれ。
遅(おそ)かりし由良之助(ゆらのすけ)
《歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君塩冶(えんや)判官の切腹の場に駆けつけるのが遅れたところから》待ちかねた場合、また、機を逸して用をなさない場合に使う言葉。
おそかれ‐はやかれ【遅かれ早かれ】
[副]時期に遅い早いの違いはあっても。いつかは。早晩(そうばん)。「—返事はよこすだろう」
遅(おそ)きに失(しっ)・する
遅すぎて間に合わなくなってしまう。用をなさない。「救援は—・した」 [補説]「遅きに逸する」とするのは誤り。
おそき‐ひ【遅き日】
[連語]《「遅日(ちじつ)」を訓読みにした語》春の日。日なが。《季 春》
おそく‐とも【遅くとも】
[副]「遅くも」に同じ。「—明日には仕上がる」