あやまち【過ち/誤ち】
1 まちがい。失敗。「—を恐れず試みる」 2 犯してしまった罪。過失。「—を償う」 3 男女間の不倫。不義。 4 けが。負傷。「—すな。心して降(お)りよ」〈徒然・一〇九〉
過(あやま)ちて改(あらた)めざる是(これ)を過(あやま)ちという
《「論語」衛霊公から》過ちはだれでも犯すが、本当の過ちは、過ちと知っていながら悔い改めないことである。
過(あやま)ちては改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ
《「論語」学而から》過ちを犯したら、ためらわないで改めよ。
過(あやま)ちては則(すなわ)ち改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ
⇒過ちては改むるに憚ること勿れ
過(あやま)ちの功名(こうみょう)
「怪我(けが)の功名」に同じ。
あやまち‐りょう【過料】
「過料1」を、同音の「科料」と区別するためにいう語。
過(あやま)ちを文(かざ)る
《「論語」子張の「小人の過つや、必ず文る」から》過ちを改めず、とりつくろって、よいように見せかける。
過(あやま)ちを観(み)て斯(ここ)に仁(じん)を知(し)る
《「論語」里仁から》人の犯した過失の種類や傾向をよく観察すると、その人の人徳の程度がわかる。
あやま・つ【過つ/誤つ】
[動タ五(四)] 1 やりそこなう。しくじる。「ねらいを—・たず射る」 2 (「あやまって」の形で)うっかりしてよくないことをしでかす。過失を犯す。「—・って相手にけがを負わせた」 3 悪事を働...
か【過】
[接頭]化学で、標準となるものの原子価で表されているよりも、多い割合で元素が結合していることを示す。「—酸化物」「—塩素酸」「—マンガン酸カリウム」