いでんし‐しっかん【遺伝子疾患】
遺伝子の異常が原因となって生じる疾患の総称。染色体異常のほか、特定の遺伝子が繰り返し増幅された遺伝子増幅、本来必要な部分が欠けた遺伝子欠損、腫瘍や癌(がん)の原因となる遺伝子の突然変異などが知ら...
いでんし‐しんだん【遺伝子診断】
遺伝子を調べて、ある病気の発病の可能性、医薬品の適合性などを診断すること。DNA診断。
いでんし‐すりこみ【遺伝子刷(り)込み】
父親または母親に由来する遺伝子が、どちらか一方の親から由来した時にのみ発現する現象。名称は、あたかも遺伝子がどちらの親に由来したかを覚えている(刷り込まれている)ように見えることに由来する。この...
いでんし‐そうさ【遺伝子操作】
遺伝子を人為的に組み換えたり、それを生細胞に移入したりして操作すること。
いでんし‐たけい【遺伝子多型】
ゲノムの塩基配列に個人差があること。突然変異や相同染色体の組み換えによって起こるもので、ゲノム上に広く存在する。マイクロサテライト多型(STRP)・一塩基多型(SNP)・コピー数多型(CNV)な...
いでんし‐たようせい【遺伝子多様性】
⇒遺伝的多様性
いでんし‐たようたい【遺伝子多様体】
⇒バリアント3
いでんし‐ちず【遺伝子地図】
⇒染色体地図
いでんし‐ちょうふく【遺伝子重複】
ゲノム上で遺伝子を含む配列が複数化し、重複する現象。そのような遺伝子または遺伝子群を重複遺伝子という。
いでんし‐ちりょう【遺伝子治療】
患者の細胞から遺伝子疾患の原因となる遺伝子を除去したり、そのはたらきを抑制したり、外部から正常な部分を補ったりする治療法。1990年、米国で初めて免疫不全症候群の一つであるアデノシンデアミナーゼ...