アフ‐ビナプ【Ahu Vinapu】
南太平洋の東部、チリ領のイースター島南部にある遺跡。アフとよばれる長方形をした石造の構築物であり、祭壇として使われたと考えられている。隙間なく積まれた石組みと、女性と思われるモアイ像が残っている。
アフラ【Afula】
イスラエル北部の都市。交通の要地で、エズレル平原の中心都市として知られる。周辺にはベトシェアン、ギルボア山、メギッド、ハロデの泉など、旧約聖書に登場する遺跡が点在する。アフーラー。
アフロディシアス【Aphrodisias/Ἀφροδισιάς】
小アジアにあった古代都市。現在のトルコ西部の村ゲイレ近郊に位置する。紀元前1世紀に、美と愛の女神アフロディテを祭る神殿が建造され、古代ローマ皇帝ハドリアヌス治下の後2世紀初めに増築された。3万人...
アブシンベル‐しんでん【アブシンベル神殿】
《Abu Simbel Temples》エジプト南部、ナイル川上流、ヌビアのアブシンベルにある古代エジプトの岩窟(がんくつ)神殿の遺跡。新王国第19王朝のラムセス2世により建造され、アブシンベル...
アブダット【Avdat】
イスラエル南部、ネゲブ砂漠にある都市遺跡。ナバテア人によって建設され、紀元前3世紀から前2世紀にかけて乳香や没薬(もつやく)などの交易によって栄えた。古代ローマ、東ローマ帝国時代の浴場や神殿など...
アブ‐メナ【Abu Mena】
エジプト北部にある同国最古のキリスト教都市遺跡。アレクサンドリアの南西約70キロメートルに位置する。ローマ帝国のキリスト教弾圧によって殺された聖者メナスを祭った場所。原始キリスト教の一派であるコ...
あぼう‐きゅう【阿房宮】
中国の秦の始皇帝が、渭水(いすい)の南に建てた大宮殿。秦を滅ぼした項羽が火を放ったが、3か月燃え続けたという。遺跡は、西安市の西方に残る。
アポロエピクリオス‐しんでん【アポロエピクリオス神殿】
《Apollo Epicurius》ギリシャ南部、ペロポネソス半島中央部のバッサイ山中に残された神殿遺跡。紀元前420年頃に建てられたもので、市街地でなく山中に建てられていることや、北向きに建て...
アポロニア【Apollōniā】
アルバニア西部にあった古代都市。紀元前7世紀、古代ギリシャの植民都市として建設。古代ローマ時代には学問の町として知られ、後に初代ローマ皇帝となったオクタビアヌスが軍学を学んだ。現在は劇場、宮殿...
アポロン‐しんでん【アポロン神殿】
《Naos tou Apollona/Ναός του Απόλλωνα》 ギリシャ中部、パルナソス山麓の古代都市デルフォイにある神殿。紀元前6世紀に建造。火災や地震の被害を受けて、その都度再...