き【酒】
さけ(酒)の古名。「相飲まむ—そこの豊御酒(とよみき)は」〈万・四二六四〉
くし【酒】
「さけ」の異称。「この御酒(みき)は我が御酒ならず—の司(かみ)常世(とこよ)にいます」〈記・中・歌謡〉
くし‐の‐かみ【酒の司/酒の長】
酒のことをつかさどる首長。「この御酒(みき)は我が御酒ならず—常世(とこよ)にいます」〈記・中・歌謡〉
さか【酒】
[語素]名詞の上に付いて、酒の意を表す。古くは、動詞の上にも付いた。「—蔵(ぐら)」「—みずく」
さか‐あいさつ【酒挨拶】
酒を出して客をもてなすこと。「—の客ぶりのよきも過ぎてはあだとなる」〈浄・堀川波鼓〉
さかい【酒井】
姓氏の一。三河の酒井氏が著名で、三河碧海(あおみ)郡酒井村、または同幡豆(はず)郡酒井村から起こったと伝えられ、江戸時代には譜代大名中の名家。 [補説]「酒井」姓の人物酒井忠勝(さかいただかつ)...
さか‐いき【酒息】
酒を飲んだ人の、酒臭い息。
さかいのたいこ【酒井の太鼓】
歌舞伎狂言「太鼓音智勇三略(たいこのおとちゆうのさんりゃく)」の通称。
さか‐いり【酒煎り】
酒を少量用いて材料をいりつけ、酒の香りをつけること。エビ・貝・イカ・ぎんなんなどの下処理として行う。
さか‐おけ【酒桶】
酒を醸造または貯蔵するのに用いる大きな桶。