こう【酵】
[常用漢字] [音]コウ(カウ)(漢) 酒をかもす。また、酒のもと。「酵素・酵母/発酵」
こう‐そ【酵素】
細胞内で作られ、生体内のほとんどの化学反応の触媒の働きをする、たんぱく質を主体とする高分子化合物。特定の反応だけに働く特異性があり、酸化還元酵素・転移酵素・加水分解酵素・脱離酵素・異性化酵素・合...
こうそ‐ざい【酵素剤】
酵素を用いた医薬品。消化をよくするジアスターゼやパンクレアチン、血栓を溶解するウロキナーゼ、炎症を緩和するリゾチームなど。
こうそ‐せんくたい【酵素先駆体】
⇒酵素前駆体
こうそ‐ぜんくたい【酵素前駆体】
生体内で不活性な状態で産生された酵素。何らかの生化学的変化を受けることで活性化する。ペプシンの前駆体であるペプシノゲン、リパーゼの前駆体であるプロリパーゼなどがある。酵素先駆体。チモーゲン。
こうそ‐へんかん【酵素変換】
酵素を生体触媒として利用し、化合物の合成や有用物質の生産をすること。バイオトランスフォーメーション。
こう‐ぼ【酵母】
子嚢菌(しのうきん)類の球形または楕円形の単細胞の菌。ふつう、出芽によって増殖し、アルコール発酵を行うので、酒の醸造やパン製造に利用される。酒酵母・ビール酵母・ぶどう酒酵母・パン酵母など、多くの...
こうぼ【酵母】
《原題Yeast》チャールズ=キングズリーの処女小説。1848年発表、1851年刊行。社会・宗教問題をテーマに描かれた。
こうぼ‐きん【酵母菌】
「酵母」に同じ。
しら‐かす【白糟/酵】
白い酒かす。特に、これを溶かした白酒・甘酒の類。