か‐こく【苛酷】
[形動][文][ナリ]きわめてむごいさま。扱い方などが厳しくて容赦ないさま。無慈悲。「—な労働」「—なレース」 [派生]かこくさ[名]
か‐こく【過酷】
[形動][文][ナリ]厳しすぎるさま。ひどすぎるさま。「—な手段」「—な条件」 [派生]かこくさ[名]
げん‐こく【厳酷/厳刻】
[名・形動]思いやりに欠け、非常にきびしいこと。むごいこと。また、そのさま。「—な刑罰を加える」「何だか基督(キリスト)は—にすぎる人のように思われた」〈長与・青銅の基督〉
こく【酷】
[形動][文][ナリ]度を越して厳しいさま。思いやりがなくむごいさま。「—な処分」「彼にとってその評言は—だ」
こく【酷】
[常用漢字] [音]コク(呉)(漢) [訓]ひどい むごい 1 容赦がなく、きびしい。むごい。「酷刑・酷使・酷薄・酷吏/苛酷(かこく)・過酷・厳酷・残酷・冷酷」 2 程度がひどい。はなはだ。「酷...
さん‐こく【惨酷/酸酷】
[名・形動]「残酷(ざんこく)」に同じ。「嗚呼流毒の—なる地震より甚しきはなし」〈津田真道・明六雑誌一七〉
ざん‐こく【残酷/惨酷/残刻】
[名・形動]無慈悲でむごたらしいこと。まともに見ていられないようなひどいやり方のさま。「—な刑罰」「—にも子供の夢を踏みにじる」 [派生]ざんこくさ[名]
しゅん‐こく【峻酷/峻刻】
[名・形動]非常に厳しく、情けも容赦もないこと。また、そのさま。「小江(さざえ)は甲斐から—に調べられた」〈志賀・赤西蠣太〉
つう‐こく【痛刻/痛酷】
[名・形動]ひどく苦しいこと。苦痛のはなはだしいこと。また、そのさま。「私に最も直接な—な苦悩を感じさせるものがあった」〈倉田・愛と認識との出発〉
れい‐こく【冷酷】
[名・形動]思いやりがなくむごいこと。また、そのさま。「—な仕打ち」「—な男」 [派生]れいこくさ[名]