さと‐かた【里方】
嫁や養子などの実家。また、その親類。
さと‐がえり【里帰り】
[名](スル) 1 新婦が結婚後初めて実家に帰ること。祝言後の3日目・5日目に行うことが多い。 2 妻や奉公人などが実家に帰ること。「子供を連れて久しぶりに—する」 3 外国へ移住した人が故国に...
さと‐がち【里勝ち】
[形動ナリ]宮仕えの者や、他家に嫁・養子・奉公などに行った者が、実家に帰って過ごす日が多いさま。「もの心細げに—なるを」〈源・桐壺〉
さと‐がよい【里通ひ】
1 「里帰り1」に同じ。「昨日の昼—を致すとて」〈仮・竹斎・下〉 2 遊里へ通うこと。くるわがよい。「もはや—も今日切りと」〈浮・禁短気・一〉
さと‐ことば【里言葉】
1 田舎のことば。くにことば。さとなまり。 2 「郭詞(くるわことば)」に同じ。
さと‐ご【里子】
他人に預けて育ててもらう子。「—に出す」
さと‐ごころ【里心】
他家や他郷に出ている者が、実家や郷里を恋しく思う心。「—がつく」
さと‐ざくら【里桜】
オオシマザクラに由来する桜の園芸品種の総称。八重咲きで、花の色が白・黄・紅色など多くの品種がある。やえざくら。ぼたんざくら。《季 春》
さと‐しり【里知り】
遊里の事情によく通じていること。また、その者。「この—の名取川、世をあだ波に濡るるにや」〈浄・吉野忠信〉
さと‐すずめ【里雀】
1 人里近くにすむスズメ。 2 遊里に足しげく通う人。「籠の鳥なる梅川に、焦れて通ふ—」〈浄・冥途の飛脚〉