やぼ‐すけ【野暮助】
やぼなこと、やぼな人を人名めかしていう語。
やぼっ‐た・い【野暮ったい】
[形]やぼな感じだ。あかぬけない。「—・い服装」 [派生]やぼったさ[名]
やぼ‐てん【野暮天】
《仏教の「…天」に擬したもので、「天」は程度の高い意を表すという》たいそうやぼなこと。また、その人。
やぼ‐よう【野暮用】
趣味や遊びではない、仕事上やつきあい上の用事。「—で出かける」
や‐ゆう【野遊】
野外に出て遊ぶこと。花見・草摘み・狩りなどを楽しむこと。のあそび。
や‐ろう【野老】
1 田舎の老人。老人が自分をへりくだっていう語。村翁。 2 ヤマノイモ科の多年草トコロの別名。
や‐ろう【野郎】
1 男性をののしりさげすんでいう語。「あの—、ふとい奴だ」「ばかな—だ」 2 前髪をそり落とした若い男。「さてさて利口な—ぢゃな」〈浄・丹波与作〉 3 野郎歌舞伎の役者。「歌舞伎といふ事法度にな...
やろう‐あたま【野郎頭】
両鬢(びん)と後頭部の髪を残して額から頭頂まで広くそり、総髪を頂で束ねて結ったもの。江戸時代の男子の普通の髪形。
やろう‐かい【野郎買ひ】
野郎を買うこと。野郎頭の俳優や、かげまを買って遊ぶこと。また、その人。「—と見える」〈洒・辰巳之園〉
やろう‐かぶき【野郎歌舞伎】
初期歌舞伎の形態の一。承応元年(1652)若衆歌舞伎が禁止されたあと、前髪をそった野郎頭の役者によって演じられた歌舞伎。