りょうしあんごう‐つうしん【量子暗号通信】
量子暗号技術を利用した通信方式。
りょうし‐いど【量子井戸】
電子を数ナノメートル程度の半導体の薄膜のヘテロ接合によって閉じ込めた構造。 [補説]電子は薄膜の面の垂直方向に自由に移動できず、特定の離散的なエネルギー状態をとる。この厚さを変えたり、複数重ねた...
りょうしいろ‐りきがく【量子色力学】
素粒子物理学における、強い相互作用を説明する基本理論。陽子や中性子などのハドロンは、クオークと反クオーク、およびクオーク同士を結びつけるグルオンにより構成される。クオークは直接観測にかからない色...
りょうし‐うず【量子渦】
量子化された渦。量子力学に支配される流体内部において、超流動になっていない部分が量子渦となる。また、超伝導と常伝導が共存する第二種超伝導体において、内部に磁場が侵入しているとき、磁束が量子化され...
りょうしうず‐いと【量子渦糸】
⇒量子渦
りょうし‐うちゅう【量子宇宙】
宇宙誕生およびその直後の、時空全体が量子論的だった状態の宇宙。また、このような宇宙の状態や振る舞いを説明する宇宙論を量子宇宙論という。いずれも、量子重力的な効果が顕著となるプランクスケールでの議...
りょうし‐うちゅうろん【量子宇宙論】
量子宇宙を対象とする宇宙論。宇宙誕生およびその直後の、時空全体が量子論的だった状態を対象とし、相対性理論のみで説明する古典論的な宇宙論に対していう。
りょうし‐えきたい【量子液体】
量子効果が顕著に現れる液体。超流動が見られる液体ヘリウムをはじめ、ボースアインシュタイン統計やフェルミディラック統計に従う粒子からなる液体、または液体と見なせる粒子系を指す。
りょうし‐エレクトロニクス【量子エレクトロニクス】
量子力学を基礎に、原子や分子と電磁波との相互作用の応用を研究する電子工学の一分野。電磁波を発振・増幅するメーザーやレーザー技術が中心。
りょうしえんざん‐そし【量子演算素子】
量子コンピューターで量子力学的に論理演算を行う基本素子。情報の最小単位として、従来のビットに代わり、0と1だけでなく、0と1とを重ね合わせた状態も表す量子ビットを制御する。量子ゲート。