こんごうやしゃ‐みょうおう【金剛夜叉明王】
《(梵)Vajra-yakṣaの訳》五大明王の一。北方を守護し、悪魔を降伏(ごうぶく)する。三面六臂(ろっぴ)で、中心の面は五眼。火炎を負い、怒りの相を表す。杵(しょ)・箭(せん)・剣・弓などを...
こんごう‐りき【金剛力】
金剛力士のような大力。非常に強大な力。
こんごう‐りきし【金剛力士】
《(梵)Vajra-pāṇiの訳》金剛杵(しょ)を持って仏法を守護する神。大力をもって悪魔を降伏(ごうぶく)する。寺門の左右に置かれる。門の向かって右を密迹(みっしゃく)金剛、左を那羅延(ならえ...
こんごう‐りゅう【金剛流】
能のシテ方の流派の一。大和猿楽坂戸座の流れで、幕末までは金剛座といった。室町時代の坂戸孫太郎氏勝を流祖とする。現在は京都に本拠をもつ。
こんごうりん‐じ【金剛輪寺】
滋賀県愛知(えち)郡愛荘(あいしょう)町松尾寺にある天台宗の寺。山号は松峰山。天平13年(741)行基の開創と伝える。嘉祥年間(848~851)円仁の中興で台密道場となる。百済寺・西明寺とともに...
こんごう‐れい【金剛鈴】
金剛杵(しょ)の一端に鈴を取り付けたもの。密教の法具の一。振り鳴らして仏・菩薩(ぼさつ)の注意を喚起し、歓喜させる楽器。鈴(れい)。
こん‐じ【金字】
金泥(こんでい)で書いた文字。写経などに用いた。きんじ。
こん‐じき【金色】
黄金の色。きんいろ。
こんじき‐せかい【金色世界】
金色の世界。文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の浄土をいう。
こんじき‐どう【金色堂】
内部を金箔(きんぱく)などで飾った阿弥陀堂。極楽浄土を象徴する。
岩手県西磐井(にしいわい)郡平泉町の中尊寺にある藤原清衡(ふじわらのきよひら)・基衡(もとひら)・秀衡(ひでひら)3代の廟堂...