こんぱる‐りゅう【金春流/今春流】
1 能のシテ方の流派の一。大和猿楽円満井(えんまんい)座の流れで、幕末までは金春座といった。飛鳥時代の秦河勝(はたのかわかつ)を遠祖とするが、金春禅竹のころ流風が確立、桃山時代に全盛を極めた。 ...
こんぴら【金毘羅/金比羅】
《(梵)kumbhīraの音写。鰐(わに)の意》インドのガンジス川にすむ鰐を神格化した仏教の守護神。魚身で蛇形をし、尾に宝玉を蔵するという。十二神将の宮毘羅(くびら)大将、十六善神の禁毘嚕(こ...
こんぴら‐ぐう【金毘羅宮】
⇒金刀比羅宮(ことひらぐう)
こんぴら‐だいしょう【金毘羅大将】
薬師の十二神将の一の宮毘羅(くびら)。
こんぴら‐ぶね【金毘羅船】
江戸時代、金刀比羅宮(ことひらぐう)参詣のために就航した乗り合い船。大坂と丸亀や多度津との間を往復した。金毘羅参詣船。
こんぴらふねふね【金毘羅船船】
香川県の民謡。仲多度郡琴平町を中心に歌われた座敷歌。もと金刀比羅宮(ことひらぐう)参詣の際の道中歌とも、また元禄(1688~1704)ころに金毘羅船の発着港大坂で歌いだされたともいわれる。
コンペイトー【(ポルトガル)confeito】
球状で、周囲に小さな突起がある豆粒大の砂糖菓子。かつてはケシ粒、現在は砂糖の結晶を核として、砂糖蜜を幾層もかけて作る。室町末期にポルトガル人によりもたらされたとされる。 [補説]「金米糖」「金平...
こん‐よう【金容】
金色に輝く仏像の容姿。きんよう。
こん‐りん【金輪】
仏語。 1 三輪・四輪の一。水輪の上位にあり、この上に九山八海(くせんはっかい)を支える。地輪。 2 《「金輪宝」の略》金輪王のもつ七宝の一。その王の前にあり、金輪王を善導するという。
「金...
こんりん‐おう【金輪王】
転輪王の一。金の輪宝を感得し、須弥山(しゅみせん)の四州を統治する王。金輪聖王。こんりんのう。