かな‐ぎ【金木/鉗】
《「かなき」とも》 1 細い堅い木。また、その枝。 2 刑具の一。鉄製または木製の首枷(くびかせ)。
かん‐こう【箝口/鉗口】
《「けんこう」の慣用読み》 1 口をつぐんでものを言わないこと。 2 他人にものを言わせないこと。
かんこう‐れい【箝口令/緘口令】
ある事柄に関する発言を禁じること。「—を敷く」
かん‐し【鉗子】
はさみに似た形の金属性の医療器具。手術や治療のときに、器官や組織などを挟み、牽引(けんいん)したり圧迫したりするのに用いる。止血には先端部に鉤(かぎ)のあるコッヘル鉗子と、鉤のないペアン鉗子がよ...
かんし‐ぶんべん【鉗子分娩】
産科鉗子で胎児の頭を挟み、引っ張って分娩させること。胎児や母体に危険がおよぶと考えられる場合に行う。
けんきょうじん【鉗狂人】
江戸後期の国学書。1巻。本居宣長著。天明5年(1785)成立。文政4年(1821)刊。藤貞幹(とうていかん)の著「衝口発(しょうこうはつ)」に反論したもの。
けん‐こう【鉗口/箝口】
⇒かんこう(箝口)
けん‐つい【鉗鎚】
《「鉗」は金ばさみ、「鎚」は金づちの意》禅家で、師僧が弟子を厳格に鍛え、教え導くことをたとえていう語。
つぐ・む【噤む/鉗む】
[動マ五(四)]《古くは「つくむ」》口を閉じる。ものを言わない。黙る。「口を—・んで真相を語らない」
はさみ【鋏/剪刀】
《「挟み」と同語源》 1 物を2枚の刃で挟んで切る道具。「裁ち—」「花—」 2 (鋏)切符などに穴をあけたり切り込みを入れたりする道具。パンチ。 3 (「螯」 「鉗」とも書く)カニ・エビなどの節...