かがみ‐せん【鏡銑】
マンガン10〜35パーセント、炭素4〜5パーセントを含む銑鉄。破面が鏡状であるところからいわれる。転炉での製鋼で脱酸剤として用いる。鏡鉄(きょうてつ)。
ずく【銑】
1 「銑鉄(ずくてつ)」の略。 2 「銑銭(ずくせん)」の略。
せん【銑】
[人名用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]ずく 鉄鉱石を溶かし取り出した鉄で、不純物を含むもの。ずく。「銑鉄/溶銑」 [補説]原義は、精錬された金属。平成22年(2010)常用漢字表から削除...
つく【銑/釻/柄】
1 弓の弭(はず)の異称。また、そこにはめる金具。 2 鉄棒・十手などにつける折れ釘。 3 荷棒の両端に作った綱をとめるもの。 4 (柄)櫂(かい)・櫓(ろ)や手棹(てざお)などの、手をかける部...
ねずみ‐せん【鼠銑】
破断面がねずみ色の銑鉄。炭素を黒鉛の状態で多量に含み、鋳造性にすぐれる。
はく‐せん【白銑】
銑鉄で、炭素がセメンタイトの形になって含まれ、破面が白いもの。
よう‐せん【溶銑/熔銑】
銑鉄を加熱してとかすこと。また、とけた銑鉄。