がん‐しょう【銜傷】
馬の口に、くつわが当たることによってできた傷。
くくみ【銜み/鑣】
1 口にふくむこと。くぐもること。「—声(ごえ)」 2 刀の柄(つか)や鞘(さや)を金・銀などの薄板で包んだもの。 3 轡(くつわ)。〈和名抄〉
くく・む【銜む/含む】
[動マ五(四)] 1 口の中にふくむ。「例の—・んだような言語(ものいい)までが」〈二葉亭訳・夢かたり〉 2 表面に加えもつ。ふくむ。「緊笑(しめわら)いにも愛嬌を—・んで」〈二葉亭・浮雲〉 ...
くく・める【銜める/含める】
[動マ下一][文]くく・む[マ下二] 1 事情を言い聞かせて納得させる。いいふくめる。「博士は噛んで—・めるように言うのだったが」〈秋声・縮図〉 2 口にふくませる。「胸をあけて、乳など—・め給...
くつ‐わ【轡/銜/鑣】
1 《口輪の意》手綱(たづな)をつけるため、馬の口にかませる金具。くつばみ。くくみ。「—をとる」 2 手綱。 3 紋所の名。円形の中に十字を置く。轡の鏡の部分の形をかたどったもの。 4 遊女屋。...
くわ・う【銜ふ/啣ふ/咥ふ】
[動ハ下二]「くわ(銜)える」の文語形。
くわえ【銜え】
くわえること。多く、名詞の上に付いて、複合語として用いる。
くわえ‐ギセル【銜えギセル】
キセルに手を添えないで、口にくわえたままタバコを吸うこと。
くわえ‐こ・む【銜え込む】
[動マ五(四)] 1 歯や唇で奥深くしっかりとくわえる。「パイプを—・む」 2 女が男を連れ込む。引っ張り込む。「どこかへ客を—・むらしく」〈織田作之助・夫婦善哉〉
くわえ‐タバコ【銜えタバコ】
巻きタバコに手を添えないで、口にくわえたままで吸うこと。