みみ‐と・し【耳疾し/耳聡し】
[形ク]聴覚が鋭い。耳ざとい。「忍びやかに言ひけるを—・く聞きて」〈宇治拾遺・四〉
めい‐びん【明敏】
[名・形動]頭の働きが鋭いこと。物事の要点や本質をすばやくさとること。また、そのさま。「—な頭脳」
め‐ぎ【目木/小蘗】
メギ科の落葉低木。山地に生え、枝に縦に稜(りょう)があり、鋭い刺(とげ)をもつ。葉は小さく倒卵形。4、5月ごろ、小さい黄白色の6弁花が下向きに咲き、晩秋に楕円形の赤くつやのある実を結ぶ。枝葉など...
めじろ‐ざめ【目白鮫】
ネズミザメ目メジロザメ科の海水魚。全長約3メートル。吻(ふん)がとがり、尾が三日月形の典型的なサメの体形をしている。鋭い三角形の歯をもち、目が瞬膜のため白く見える。本州中部以南の暖海に分布。近縁...
め‐つき【目付き】
物を見るときの目のようす。「—が悪い」「鋭い—で見る」
もうきん‐るい【猛禽類】
タカ目とフクロウ目の鳥の総称。鉤(かぎ)状の鋭いくちばしと鉤爪をもち、小動物や他の鳥を捕食する。
もず【百舌/鵙/百舌鳥】
1 モズ科の鳥。全長約20センチ。雄は頭部が赤茶色で目を通る黒い帯があり、背面は灰褐色、下面は淡褐色。雌は全体に褐色。くちばしは鋭い鉤(かぎ)状をし、小動物を捕食。秋になると、獲物を木の枝などに...
やきたち‐の【焼き太刀の】
[枕] 1 太刀を身辺に添える意から、「辺(へ)付かふ」にかかる。「—辺付かふことは幸(さき)くや吾が君」〈万・六四一〉 2 焼き鍛えた太刀は鋭い意から、「利(と)」にかかる。「—利心も我は思ひ...
やきたち‐を【焼き太刀を】
[枕]焼き鍛えた太刀は鋭い意から、「利(と)し」と同音をもつ地名「砺波(となみ)」にかかる。一説に、太刀を研ぐ意からともいう。「—砺波の関に」〈万・四〇八五〉
やしおおり‐の‐ひもがたな【八入折りの紐刀/八塩折りの紐刀】
何度も繰り返して鍛錬した鋭い紐刀。「—を作りて」〈記・中〉