ねり‐がね【錬り鉄】
《「ねりかね」とも》精錬した鉄。ねり。「ならびて—四十枚(よそねり)を以て」〈神功紀〉
ね・る【練る/煉る】
[動ラ五(四)] 1 熱を加えて、むらのないようにこね固める。また、こねまぜて、粘りけが出るようにする。「あんを—・る」「のりを—・る」「粘土を—・る」 2 (練る)生絹(きぎぬ)を灰汁(あく...
れん【錬】
[常用漢字] [音]レン(呉)(漢) [訓]ねる 1 金属を良質のものにきたえ上げる。「錬鉄・錬金術/精錬・製錬」 2 心身や技をきたえ上げる。「錬成・錬磨/修錬・鍛錬」
れんきん‐じゅつ【錬金術】
1 紀元1世紀ごろ以前にエジプトに始まり、アラビアを経てヨーロッパに広がった、卑金属を貴金属の金に変えようとする化学技術。さらに不老不死の仙薬を得ることができるとされ、呪術(じゅじゅつ)的性格を...
れんきんじゅつ‐し【錬金術師/錬金術士】
1 錬金術1について研究する人。 2 錬金術を使って金銀を作ることができるという人。 3 莫大な金銭を稼ぎ出す人。また、世間の常識を越えた、非常に貴重なものを作り出す人。その方法を知っている人。...
れんきんじゅつし【錬金術師】
《原題The Alchemist》ジョンソンの戯曲。1610年初演。ロンドンを舞台とする風刺喜劇。
れん‐し【錬士】
全日本剣道連盟が授与する称号の一。教士の下位。六段以上の者を対象に、審査会の議決を得て授与される。→教士 →範士
れん‐じゅく【練熟/錬熟】
[名](スル)慣れて巧みになること。熟練。「—した技」
れん‐せい【練成/錬成】
[名](スル)心身・技術などを鍛えて立派なものにすること。「軍隊を—する」
れん‐てつ【錬鉄/練鉄】
1 よく鍛えた鉄。 2 炭素の含有量が0.2〜0.02パーセント程度の軟鉄。鍛接性がよい。鉄線・釘などに用いる。鍛鉄。