こうけい【鎬京】
中国、西周の首都。現在の陝西(せんせい)省西安の付近にあった。
しのぎ【鎬】
1 刀剣で、刃と峰との間に刀身を貫いて走る稜線。鎬筋。 2 部材の上端の中央を残し両側を低く削って、刀の背峰のようにした形。
しのぎ‐さがり【鎬下がり】
薙刀(なぎなた)などで、鎬が切っ先よりやや下方の位置まであるもの。
しのぎ‐じ【鎬地】
刀の鎬と峰との間の部分。磨き地。
しのぎ‐すじ【鎬筋】
⇒鎬1
しのぎ‐づくり【鎬造(り)/鎬作(り)】
日本刀の造り込みの一。刃と峰との中間よりやや峰よりに鎬をつけたもの。本造り。
しのぎ‐ぼり【鎬彫(り)】
木材などの溝を、中央に鎬をつけて彫る方法。
鎬(しのぎ)を削(けず)・る
激しく刀で切り合う。転じて、激しく争う。「二党が—・る激戦区」 [補説]「凌ぎを削る」と書くのは誤り。
しの‐だれ【篠垂/鎬垂】
兜(かぶと)の八幡座(はちまんざ)から、前後または左右に垂れた筋金。古くは剣形、近世では銀杏形(いちょうがた)・蜥蜴頭(とかげがしら)で、銀または白鑞(しろめ)などの装飾がある。しなだれ。