かぶら【鏑】
1 矢の先と鏃(やじり)との間につけて、射たときに鳴るように仕掛けた卵形の装置。角・木・竹の根などを用い、内部を空洞にして「目」とよぶ窓をあける。 2 「鏑矢」の略。
かぶら‐えり【鏑鐫】
鏑の中を彫るのに用いた、頭の曲がった鑿(のみ)。現在は主に彫刻の仕上げに使う。
かぶら‐がわ【鏑川】
群馬県西南部を流れる川。長野県との境にある荒船山に源を発する西牧(さいもく)川と南牧川が、甘楽(かんら)郡下仁田町で合流して鏑川となる。高崎市付近で利根川の支流烏川に注ぐ。長さ60キロ。両岸は河...
かぶら‐や【鏑矢】
鏑をつけた矢。射ると大きな音響を発して飛ぶ。狩猟用の野矢の一種。軍陣の箙(えびら)には上差(うわざし)として差し添えた。鳴り鏑矢。鳴り矢。