やま‐もがし【山もがし】
ヤマモガシ科の常緑小高木。暖地の山中に生え、枝は紫褐色。葉は長楕円形で、互生。夏、白い小花を総状につけ、雄しべが長いので全体がブラシのように見える。実は楕円形で黒く熟す。材を家具などに使用。かまのき。
やま‐らっきょう【山辣韮/山薤】
ヒガンバナ科の多年草。関東地方以西の山野に自生。高さ約50センチ。鱗茎(りんけい)は卵形で、葉は細長い。秋に花茎を伸ばし、紅紫色の花を球状につける。
やり【槍/鎗/鑓】
1 長い柄の先に細長い剣(穂)をつけた武器。鎌倉末期からもっぱら戦場で用い、室町末期には道具と称して、これを重んじた。穂の形により、素槍・鎌槍・十文字槍・鉤(かぎ)槍などがある。「—をしごく」 ...
やり‐がんな【槍鉋/鐁】
《「やりかんな」とも》反った槍の穂先のような刃に長い柄を付けた鉋。突くようにして削る。室町時代に台鉋が現れるまで広く用いられ、今日では桶・たんす作りで使う前鉋がこの一種。
やり‐たなご【槍鱮】
コイ科の淡水魚。全長約10センチ。体高がやや高く、側扁し、口ひげは長い。体色は青みがかった銀白色。産卵期の雄は、えらぶたから体側にかけて赤紅色、腹面が黒色の婚姻色を示す。日本産タナゴ類の中で分布...
やわた‐そう【八幡草/八咫草】
ユキノシタ科の多年草。深山の谷沿いなどに生え、高さ約50センチ。葉は根際から出て長い柄をもち、円形で浅い切れ込みがある。5〜7月ごろ、花茎を伸ばし、黄白色の5弁花を集散状につける。
やんばる‐てながこがね【山原手長金亀子】
コガネムシ科の昆虫。日本産コガネムシ類では最大で、体長6センチくらい。雄の前脚が非常に長い。前胸部は銅緑色、前翅(まえばね)は黒色で黄褐色紋がある。沖縄本島北部の山地の樹林にすみ、特産種。昭和5...
ゆい‐から・げる【結い絡げる】
[動ガ下一][文]ゆひから・ぐ[ガ下二]結び束ねる。結んでからげつける。「長い髪を—・げる」
ゆい‐げさ【結袈裟】
修験道の山伏がつける袈裟。細長いきれ地3筋を緒で結んで連ね、所々に菊綴(きくと)じをつけた輪袈裟。
ゆう‐かつ【夕活/ゆう活】
《「ゆうやけ時間活動推進」の略》政府が推奨する「夏の生活スタイル変革」の通称。日照時間が長い夏には、始業も終業も前倒しすることで夕方の時間を有効活用し、生活を豊かにしようというもの。平成27年(...