かい‐かん【開巻】
1 書物を開くこと。また、書物の初めの部分。書きだし。「—第一ページの句」 2 遊戯的な俳諧で、作句を一座の前で公開すること。「応柳庵と源氏庵の評の年籠りを—するから」〈滑・七偏人・初〉
かい‐かん【開館】
[名](スル) 1 図書館・博物館・映画館など「館」と名のつく施設の業務を新たに始めること。⇔閉館。 2 図書館・博物館・映画館などがその日の業務を始めること。「11時—」⇔閉館。
かいかんきょうききょうかくでん【開巻驚奇侠客伝】
読本。4集20巻。曲亭馬琴著。天保3〜6年(1832〜35)刊。新田氏と楠氏の子孫が、足利(あしかが)将軍の時代に南朝のため忠義を尽くす物語。未完。嘉永2年(1849)萩原広道が続編5集5巻を著...
かいかん‐じゅうごう【開環重合】
環式化合物が環を開き、鎖式化合物となって重合する反応。カプロラクタムがナイロンとなる反応など。
かい‐がく【開学】
[名](スル)大学を開設し、教育活動を始めること。「—の精神」⇔閉学。
かい‐がん【開眼】
[名](スル) 1 よく見えなかった目が、よく見えるようになること。また、よく見えるようにすること。「—手術」 2 ⇒かいげん(開眼)
かい‐がん【開龕】
《「龕」は厨子(ずし)のこと》厨子を開いて中の仏像を拝ませること。開帳。
かい‐き【開基】
[名](スル) 1 物事のもとを開くこと。基礎を築くこと。「ビホロ町では、…—六十六周年、町制施行三十周年の祝典が催される」〈武田泰淳・森と湖のまつり〉 2 仏寺または一宗派を創立すること。また...
かいき‐しょうほう【開基勝宝】
天平宝字4年(760)鋳造された日本最初の金貨。交換率は、同時に発行された銀貨(太平元宝)の10、銅貨(万年通宝)の100に相当する。
かい‐きゃく【開脚】
1 両足を左右または前後にまっすぐ伸ばして開いた体勢。「—倒立」⇔閉脚(へいきゃく)。 2 スキーで、つま先を外側に向けて、スキー板をV字形に開くこと。