けっしょもの‐ぶぎょう【闕所物奉行】
江戸幕府の職名。大目付に属し、闕所の刑に処せられた者の財産の売却処分をつかさどった。
けっ‐せき【欠席/闕席】
[名](スル)出席すべき会合などに出ないこと。また、生徒や学生が学校を休むこと。「同窓会に—する」「授業を—する」⇔出席。
けっ‐てい【闕廷】
朝廷。宮中。
けつ‐えき【闕腋】
⇒けってき(闕腋)
けっ‐てき【闕腋】
《「けつえき」の連声(れんじょう)》 1 衣服の両わきの下を縫いつけないで、開けたままにしておくこと。また、そのもの。⇔縫腋(ほうえき)。 2 「闕腋の袍(ほう)」の略。
けってき‐の‐ほう【闕腋の袍】
両わきの袖付けの下を縫い合わせないで開け広げたままの袍。襴(らん)がなく、動きやすくしたもの。武官や幼年の束帯に用いた。縫腋(ほうえき)の袍に対していう。わきあけ。襖(あお)。闕腋。
けっ‐てん【欠典/闕典】
規則・規定などが不完全なこと。また、そのもの。「其(その)—を計れば枚挙に遑(いとま)あらず」〈福沢・学問のすゝめ〉
けっ‐ぽん【欠本/闕本】
そろいの本の一部が欠けていること。また、その本。欠巻。→完本 →零本(れいほん)
けつ【闕】
1 中国で、宮門の両脇に設けた物見やぐらの台。石闕(せっけつ)。 2 宮城。宮城の門。 3 「欠(けつ)1」に同じ。「大納言の—あるに依りて、此を望むとて」〈今昔・二四・二五〉
けつ【闕】
[音]ケツ(漢) [訓]かける 1 宮城の門。また、宮城。「闕下/宮闕・禁闕・城闕」 2 (「欠」と通用)不足する。かける。「闕字・闕如・闕文・闕本/残闕」 3 あやまち。「闕失」 [難読]闕腋...