さき‐おり【裂(き)織(り)/割(き)織(り)】
古い布地を細長く裂いて横糸にし、山苧(やまそ)の渋染めや麻・木綿糸を縦糸にして織った厚手の織物。山野の仕事着や防寒着に用いた。襤褸(ぼろ)織り。さっくり。さっこり。
サーマル‐ブランケット【thermal blanket】
耐熱性・断熱性のある軽くて薄い素材。ポリイミドフィルムなどにアルミ蒸着し、多層にしたもの。人工衛星の表面に使用されるほか、防寒具として用いられることもある。
し‐ちょう【紙帳】
紙をはり合わせて作った蚊帳(かや)。防寒具にも用いた。《季 夏》「ちりの身とともにふはふは—かな/一茶」
しぶ‐がみ【渋紙】
《「しぶかみ」とも》はり重ねた和紙に柿渋を塗って乾かしたもの。防寒・防水の衣類や部屋の敷物、荷物の包装などに用いる。
シューバ【(ロシア)shuba】
毛皮製の防寒用オーバー。
しょうが‐ざけ【生薑酒】
ショウガをすりおろして熱くした酒にまぜたもの。防寒または風邪薬に用いる。しょうがしゅ。《季 冬》「月旦を草する灯下—/蝶衣」
ショール【shawl】
女性用の肩掛け。防寒・装飾などに用いる。《季 冬》「郷愁の—をしかとかきあはせ/万太郎」
シンサレート【Thinsulate】
防寒衣料などの中綿に使われる断熱保温素材の一。合繊の極細繊維をからみ合わせた構造で軽く、保温効果が高い。商標名。
ジャンパー【jumper】
1 運動用・作業用の、ゆったりした上着。防寒・防水にも着用する。ジャンバー。 2 「ジャンパースカート」の略。 [補説]語源は英語の方言jump(短いコートの意)に-erの付いたもの。
スタジアム‐ジャンパー
《(和)stadium+jumper》運動選手がスタジアムで着る防寒用ジャンパーが一般化したもの。胸や背・腕の部分にチーム名を表すマークやイニシャルがつく。スタジャン。