がん‐ろう【頑陋】
[名・形動]頑固で道理をわきまえないこと。かたくなで愚かなこと。また、そのさま。頑迷固陋(がんめいころう)。「保守的で—な人」
こ‐ろう【固陋】
[名・形動]古い習慣や考えに固執して、新しいものを好まないこと。また、そのさま。「旧時代の—な人々」「頑迷—」
こ‐ろう【孤陋】
世間から離れて、見識が偏り、狭いこと。「独学—といへど」〈胆大小心録〉
しゅう‐ろう【醜陋】
[名・形動]みにくく卑しいこと。また、そのさま。「この—な情痴の世界をこえて」〈秋声・仮装人物〉
せつ‐ろう【拙陋】
[名・形動]へたでみにくいこと。また、そのさま。「—を顧みずして、自ら書き綴れり」〈蘭学事始〉
せん‐ろう【浅陋】
[名・形動]知識や考えがあさくてせまいこと。また、そのさま。「其見識の—なること」〈吉岡徳明・開化本論〉
そ‐ろう【粗陋/麁陋】
[名・形動]粗野でいやしいこと。また、そのさま。「甚だ—にして完全ならざれども」〈中村訳・西国立志編〉
ひ‐ろう【鄙陋/卑陋】
[名・形動]品性・言動などがいやしいこと。見識などが浅はかであること。また、そのさま。「—な知見」
ろう【陋】
場所が狭いこと。また、心・見識が狭いこと。「改名主(あらためなぬし)の図書検閲が—を極めている例として」〈芥川・戯作三昧〉
ろう【陋】
[音]ロウ(漢) 1 場所が狭苦しい。「陋屋・陋居・陋巷(ろうこう)」 2 心が狭く卑しい。「陋習・陋劣/頑陋・愚陋・固陋・孤陋・卑陋」