じん‐ばおり【陣羽織】
近世、武士が陣中で、当世具足の上に着用した上着。普通は袖がなく絹・ラシャ・麻・革などで作り、刺繍(ししゅう)を施したものもある。具足羽織。押羽織。陣胴服。
じんば‐さん【陣馬山】
東京都八王子市と神奈川県相模原市の境にある山。標高855メートル。高尾山からの登山コースになっており登山者でにぎわう。昔、北条氏と武田氏の古戦場で陣を構えた場所だったことから、陣場山とも書く。ま...
じん‐ばらい【陣払い】
陣を引き払って退却すること。
じん‐ぶれ【陣触れ】
陣中で出す布告。また、出陣の命令。軍令。「いざ追っかけん、—せよと」〈浄・矢口渡〉
じん‐ぷう【陣風】
寒冷前線などに伴い、急に激しく吹く風。はやて。
じん‐ぼつ【陣没/陣歿】
[名](スル)戦地で死ぬこと。戦没。「日清の戦役に九連城畔であえなく—した」〈啄木・雲は天才である〉
じん‐ぽう【陣法】
戦の際の陣立ての方法。
じん‐まく【陣幕】
陣屋に張り巡らす幕。
じんまく‐きゅうごろう【陣幕久五郎】
[1829〜1903]幕末の力士。第12代横綱。出雲(いずも)の人。本名、石倉槙太郎。幕内19場所中87勝5敗で「負けず屋」といわれた。→第11代横綱不知火(しらぬい) →第13代横綱鬼面山(き...
じん‐まわり【陣回り】
味方の陣営を見回ること。また、その番に当たる将兵。