かく‐ばん【隔番】
交代で見張りをつとめること。また、交代で勤務すること。かわりばん。
かく‐へき【隔壁】
1 二つの物を隔てる壁。仕切り。 2 船舶で、浸水あるいは積み荷の石油などの漏出を一部にとどめるため、船内を仕切る壁。 3 飛行機で、特に客室後部にあって与圧室を区切る半球状の耐圧壁。
かく‐まく【隔膜】
1 動植物の細胞や組織を区切っている膜。娘細胞間に生じる細胞膜、哺乳類の横隔膜など。 2 電気分解や透析に用いる、流体の境界を隔てる多孔質の膜。特定の分子を選択的に透過させる。
かくや【覚弥/隔夜】
古漬けを細かく刻んで塩出しし、醤油をかけたもの。江戸時代の初め、徳川家康の料理人岩下覚弥の創始とも、高野山の隔夜堂の歯の弱い老僧のために作られたからともいう。
かく‐や【隔夜】
1 ひと晩おき。 2 ひと晩ごと。 3 ひと晩ずつ神社仏閣を泊まり歩いて修行すること。隔夜参詣。隔夜詣(かくやもうで)。「鈍太郎殿は、元結(もとゆひ)を切って、—におでやったと申したが」〈虎明狂...
かくや‐しょうにん【隔夜上人】
隔夜道心(かくやどうしん)を敬っていう語。「忠喜阿弥(ちゅうきあみ)—われもわれもとかかり給へば」〈虎明狂・若市〉
かくや‐どうしん【隔夜道心】
隔夜参詣をして修行する僧。「此の尊い—に鈍太郎といふ名があるものか」〈虎寛狂・鈍太郎〉
かく‐り【隔離】
[名](スル) 1 へだたること。へだて離すこと。「小さい私と広い世の中とを—している此硝子戸(ガラスど)の中へ、時々人が入って来る」〈漱石・硝子戸の中〉 2 伝染性の病原体の蔓延(まんえん)を...
かくりじ‐ふくすいき【隔離時復水器】
⇒非常用復水器
かくり‐せつ【隔離説】
生物の種の分化の原因は地理的な隔離にあるとする学説。19世紀にM=ワグナーらが主張。