すきま‐かぜ【隙間風】
1 壁や障子などのすきまから吹き込む風。《季 冬》「—兄妹に母の文異(ちが)ふ/波郷」 2 人間関係にへだたりができることのたとえ。「夫婦の間に—が吹く」
隙間風(すきまかぜ)が吹(ふ)・く
双方の関係にへだたりができる。「両国の間に—・く」
すきま‐ゲージ【隙間ゲージ】
すきまの寸法を測るゲージ。厚さの違う短冊形の鋼片をつづったもので、すきまに差し込んで測る。
すきま‐さんぎょう【隙間産業/透(き)間産業】
大企業などが進出しない専門的で小規模の市場や、これまで注目されていなかった分野に着目、進出し、また、新しい販路を開発するなどして生み出された産業のこと。ニッチ産業。
すきま‐ばめ【隙間嵌め】
軸の径が穴の径より小さく、常にすきまのある形式の嵌め合い。
すき‐み【透(き)見/隙見】
[名](スル)すきまからのぞいて見ること。のぞき見。「塀の穴から—する」
ひま【隙】
《「暇(ひま)」と同語源》 1 物と物との間の空所。すきま。すき。「—漏る夜寒の風に」〈木下尚江・良人の自白〉 2 人と人との間にできた気持ちの隔たり。不和。「長州の危急に及ぶを傍観なして居たる...
隙(ひま)過(す)ぐる駒(こま)
「隙行く駒」に同じ。
ひま‐どうな【隙だうな】
《「どうな」はむだになることの意》ひまどること。じれったいこと。「ええ—と小腕とって突き放され」〈浄・国性爺後日〉
ひま‐はざま【隙狭間】
すきま。あいた所。「内にも兵ども—もなうぞみちみちたる」〈平家・二〉