かくしだぬき【隠狸】
狂言。和泉(いずみ)流。太郎冠者の捕らえた狸を主人が欲しがり、酒を飲ませたり、舞をまわせたりして、そのすきに取り上げる。
かくし‐だま【隠し球】
1 野球で、野手が投げたとみせかけて、球を隠しておき、走者が塁を離れたときにタッチアウトにしようとするトリックプレー。 2 交渉などで、重要な場面に備えて隠しておく切り札。
かくし‐づま【隠し夫】
「隠し男」に同じ。
かくし‐づま【隠し妻】
「隠し女」に同じ。
かくし‐どころ【隠し所】
1 物を隠しておく場所。秘密の場所。 2 陰部。「はだかなる法師の—も打ち出だして」〈今物語〉
かくし‐どり【隠し撮り】
[名](スル)「盗撮」に同じ。
かくし‐な【隠し名】
本名を避けて使う別の名前。変名・筆名など。
かくし‐ぬい【隠し縫い】
縫い目が外から見えないように縫うこと。
かくし‐ねんぶつ【隠し念仏】
東北地方一帯に古くから行われてきた秘事法門の一種。浄土真宗の異安心(いあんじん)で、土蔵などに隠れて特殊な法義を伝授するもの。土蔵秘事。御庫(おくら)法門。秘事法門。
かくし‐ばいじょ【隠し売女】
江戸時代、公許の遊郭以外で売春した女。夜鷹(よたか)・比丘尼(びくに)など。私娼(ししょう)。かくしばいた。