あらし‐お【荒し雄/荒し男】
強い男。勇敢な男。「せむすべのたどきを知らにかくしてや—すらに嘆き伏せらむ」〈万・三九六二〉 [補説]この語の「あらし」のように、ク活用形容詞の終止形が体言と複合するのは上代の特殊用法。
いけだ‐つねお【池田恒雄】
[1911〜2002]出版経営者。新潟の生まれ。早大在学中から雑誌「野球界」の編集に携わり、編集長を経て、昭和21年(1946)「ベースボール・マガジン」を創刊。ソ連に野球を紹介するなど、国際交...
えい‐ゆう【英雄】
1 才知・武勇にすぐれ、常人にできないことを成し遂げた人。「—を気取る」「国民的—」 2 「英雄家(えいゆうけ)」の略。「花族も—も面(おもて)をむかへ肩をならぶる人なし」〈平家・一〉 [補説]...
えいゆう【英雄】
《原題、(イタリア)Sinfonia Eroica》ベートーベン作曲の交響曲第3番の通称。1804年完成。初め英雄ナポレオンに捧げようとしたところから、この名がある。エロイカ。
お【男/夫】
《「雄(お)」と同語源。「女(め)」に対する語》 1 おとこ。男子。「吾が大国主汝(な)こそは—にいませば」〈記・上・歌謡〉 2 おっと。「吾(あ)はもよ女(め)にしあれば、汝(な)を置(き)て...
おす【雄/牡】
1 動物の性別で、精巣をもち、精子をつくるほう。また、植物で雄花をつけるもの。お。⇔雌(めす)。 2 雄ねじ。またはコネクターなどの接続部品において、接続部が凸になっている側(ピン)。⇔雌。
おだ‐みきお【織田幹雄】
[1907〜1931]陸上競技選手。広島の生まれ。昭和3年(1928)アムステルダムオリンピックの三段跳びで優勝し、日本人初の金メダルを獲得。昭和6年(1931)には、15メートル58の三段跳び...
おん【雄】
おす。お。⇔雌(めん)。「—はいないのだが、どこかで子種をもらって来たよ」〈志賀・暗夜行路〉
烏(からす)の雌雄(しゆう)
《「詩経」小雅・正月から》二つのものが似ていて区別しにくいことのたとえ。
かん‐ゆう【奸雄/姦雄】
悪知恵を働かせて英雄となった人。奸知にたけた英雄。