みやび【雅び】
[名・形動]《動詞「みやぶ」の連用形から》 1 上品で優美なこと。また、そのさま。風雅。優雅。「衣装に—を競う」「—な祭事」⇔俚(さと)び。 2 宮廷風であること。都会風であること。また、そのさ...
みやび‐お【雅び男】
風流を好む男。洗練された風雅な男性。「彼女が文書きちらし—の中にまじって」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
みやび‐か【雅びか】
[形動ナリ]「みやびやか」に同じ。「わざとはなくて言ひ消つさま、—によしと聞き給ふ」〈源・松風〉
みやび‐ことば【雅び言葉】
「雅び言(ごと)」に同じ。
みやび‐ごと【雅び言】
上品な言葉。風流な言葉。がげん。「ゐなかに古(いにしへ)の—の残れる事」〈玉勝間・七〉
みやびなうたげ【雅びな宴】
《原題、(フランス)Fêtes galantes》⇒艶なる宴
みやび‐やか【雅びやか】
[形動][文][ナリ]上品で優美なさま。風雅なさま。「—な舞」
みや・びる【雅びる】
[動バ上一][文]みや・ぶ[バ上二]優美な感じがする。みやびやかである。「—・びた庭園の趣」「梅の花夢(いめ)に語らく—・びたる花と我(あれ)思(も)ふ酒に浮かべこそ」〈万・八五二〉