ぞう‐めん【蔵面/造面/雑面】
舞楽面の一。長方形の厚紙に白絹を張り、墨で人の顔を象徴的に描いたもの。蘇利古(そりこ)・安摩(あま)などに用いる。
ぞう‐もつ【雑物】
雑多なもの。こまごました財物。ざつぶつ。「徂徠(そらい)の書、東涯の書もあったが…其他はごたごたした―ばかり」〈福沢・福翁自伝〉
ぞう‐やく【雑役】
1 雑用。また、雑用をする人。「男ども、―にとて参らす」〈源・竹河〉 2 種々の労役。「―に課(おほ)せて駆りつかひ」〈三宝絵・中〉
ぞう‐よう【雑用】
1 ⇒ざつよう(雑用) 2 雑多なものの費用。雑費。「―がほしくなるから書物でも売ろうかということになる」〈子規・仰臥漫録〉
ぞう‐よう【雑徭】
律令制で、令で定められた歳役のほかに、国司によって公民に課せられた労役。正丁は1年に60日、次丁は30日、中男は15日を限度とし、土木工事などに従った。ざつよう。
チャプスイ【雑砕】
《(中国語)》中国、広東地方の五目うま煮。豚肉・鶏肉と野菜などをせん切りにして油でいため、スープで煮て塩味をつけ、片栗粉でとろみをつけたもの。
まざ・る【混ざる/交ざる/雑ざる】
[動ラ五(四)]性質の異なるものが中に入り込む。まじる。「酒に水が―・る」「カシミアの―・ったウール地」→混じる[補説]
まじ・う【交ふ/雑ふ】
[動ハ下二]「まじえる」の文語形。
まじ・える【交える/雑える】
[動ア下一][文]まじ・ふ[ハ下二] 1 つけ加えて一つにする。加え入れる。「学生を―・えて討論する」「身ぶりを―・えて話す」「私情を―・えない仕事上の付き合い」 2 入りこませる。組み合わせる...
まじ・ゆ【交ゆ/雑ゆ】
[動ヤ下二]《「まじ(交)う」が中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「交ゆる」となる例が多い》「交える」に同じ。「白人一種の新色を立つる所に、黒人派を―・ゆるとの咎(とがめ)」〈浮・禁短気・三〉