あ・る【散る/離る】
[動ラ下二]離れる。ちりぢりになる。遠ざかる。「さまに従ひて、ここをば—・れはてじ、となむ思ふを」〈源・早蕨〉
か・る【離る】
[動ラ下二]《「枯れる」と同語源》 1 空間的に遠くなる。はなれる。「朝に日(け)に見まく欲りするその玉をいかにせばかも手ゆ—・れずあらむ」〈万・四〇三〉 2 時間的に遠くなる。間遠になる。「玉...
さか・る【離る】
[動ラ四]離れる。隔たる。遠ざかる。「いや遠に里は—・りぬ」〈万・一三一〉
はな・る【離る】
[動ラ四]「離れる」に同じ。「大君の命恐(かしこ)み愛(うつく)しけ真子が手—・り島伝ひ行く」〈万・四四一四〉 [動ラ下二]「はな(離)れる」の文語形。