なん‐こう【難航】
[名](スル) 1 暴風雨などのために、航行が困難になること。「時化(しけ)で船が—する」 2 障害が多く、物事がはかどらないこと。「労使の話し合いが—する」
なんこう‐ふらく【難攻不落】
1 攻撃するのがむずかしく、たやすく陥落しないこと。「—の陣地」 2 承知させるのが困難なこと。「—の堅物(かたぶつ)」
なん‐ご【難語】
むずかしい語。わかりにくい言葉。
なんごしゅうい【難後拾遺】
源経信の歌論書。全1巻。応徳3年(1086)頃の成立とみられる。後拾遺和歌集の84首を抜粋して批判したもので、勅撰集に対する最初の論難書。
なん‐ざん【難産】
[名](スル) 1 出産で、胎児がなかなか生まれないこと。⇔安産。 2 物事がたやすく成立しないこと。「—の末に法案が成立した」
難産(なんざん)色(いろ)に懲(こ)りず
《難産で苦しんだ女が、懲りもしないで、また色事を行う意から》苦しんだことを忘れ、懲りずにまた同じ事を繰り返すことのたとえ。喉元過ぎれば熱さを忘れる。
なん‐し【難死】
戦争や大震災によって多数の一般市民にもたらされる無意味で不条理な死のこと。作家小田実の造語。
なん‐し【難視】
山やビルの陰になっている地域、離島など、地理的な条件が障害となって、テレビ放送の受信が良好でないこと。「—地域」
なん‐しちょう【難視聴】
テレビ放送の映像・音声の受信がむずかしく、視聴しづらい、または視聴できないこと。「—地域対策」
なん‐しょ【難所】
《「なんじょ」とも》通行に困難な険しい所。危険な場所。「峠の—にさしかかる」