あり‐がた【有(り)難】
《形容詞「ありがたし」の語幹》めったにないこと。また、かたじけないこと。「をかしうも—の世やとも思ひ居給へり」〈源・蜻蛉〉
いちじ‐ひなん【一次避難】
災害発生の直後に、命を守るため安全な場所へ行くこと。指定緊急避難場所や広域避難場所への移動をいう。→二次避難
いち‐なん【一難】
一つの災難。一つの危険。
一難(いちなん)去(さ)ってまた一難(いちなん)
一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること。
おう‐なん【横難】
思いがけなく起こる災い。不慮の災難。「諸仏護念したまへば一切—おそれなし」〈一遍上人語録・上〉
おう‐なん【王難】
国王の命令に背いたために受ける災難、刑罰。
かい‐なん【海難】
船が航海中に起こる事故。沈没・転覆・座礁・漂流・衝突・火災など。
かじょう‐ひなん【過剰避難】
緊急避難としてなされる行為で、生じた害が、その避けようとした害の程度を越えていると判断されるもの。違法行為ではあるが、情状によって刑が軽減・免除されることがある。→緊急避難
か‐なん【家難】
一家が被る災難。
か‐なん【火難】
火による災難。火事。「—除け」