あしや【芦屋】
兵庫県南東部、六甲山の南斜面にある市。住宅地。古くは葦屋(あしのや)といった。菟原処女(うないおとめ)や、在原行平と松風・村雨の姉妹など、恋物語の伝説の地。人口9.3万（2010）。→松風
あずち‐や【垜屋】
風雨などを防ぐため、垜の上を覆った仮の小屋。
あたごひゃくいん【愛宕百韻】
天正10年（1582）、本能寺の変の直前に、明智光秀が京都愛宕山の威徳院で興行した連歌。光秀の発句「時は今あめが下知る五月かな」は、「雨が下」と「天が下」をかけて謀反の決意を示したものともいわれ...
あたたか【暖か／温か】
［形動］［文］［ナリ］ １ （暖か）暑すぎもせず、寒くもなく、程よい気温であるさま。あったか。「—な小春日和」《季 春》「—な雨がふるなり枯葎(かれむぐら)／子規」 ２ （温か）物が冷たくなく、...
あたたかい‐あめ【暖かい雨】
降水の成因による雨の分類の一。大気中の水蒸気量が多く、雲粒が合体して成長することで形成される雨。→冷たい雨
頭(あたま)の天辺(てっぺん)から足(あし)の爪先(つまさき)まで
からだの最上部から最下部まで。からだ全部。「にわか雨で—ずぶぬれになる」
あた・る【当（た）る／中る】
［動ラ五（四）］ １ 物事や人が直面、接触する。 ㋐動いて来たものがぶつかる。また、動きのあるものが触れる。「ボールが顔に—・る」「雨がフロントガラスに—・る」 ㋑断続的に触れる。さわる。「堅い...
あだあだ・し【徒徒し】
［形シク］ １ 誠実でない。無責任だ。「人の、ふみを—・しく散らすと聞きて」〈風雅・恋三・詞書〉 ２ 浮気だ。好色がましい。「たはぶれに—・しき御心なし」〈栄花・さまざまの喜び〉 ３ 内容が空虚...
あだ‐くらべ【徒比べ／徒競べ】
１ 男女が互いに、相手を浮気だと言い合うこと。「—かたみにしける男女の」〈伊勢・五〇〉 ２ はかなさを競い合うこと。「—とや月の夜の雨、花盛りの風」〈浮・男色大鑑・四〉
あだ‐ぼれ【徒惚れ】
１ 浮気心からする恋。「このほど—あそばし是非に誓紙書けとて」〈浮・置土産・四〉 ２ 思いをかけても、かなわない恋。「石車にのって—するは男の屑の葛餅」〈浄・松風村雨〉
