あかいゆき【赤い雪】
榛葉英治の長編小説。終戦後の満州を舞台とした作品。昭和33年(1958)刊。同年、第39回直木賞受賞。
あか‐ゆき【赤雪】
極地や高山の氷河・残雪の表面に、微小な藻類が多量に繁殖して赤色になったもの。また、火山の噴煙や、春先に中国大陸からの黄砂に混じって降る雪。紅雪(こうせつ)。せきせつ。
あけがらすゆめのあわゆき【明烏夢泡雪】
新内節。2巻。初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作詞・作曲。安永元年(1772)成立。江戸三河島であった情死事件を、吉原の遊女浦里と春日屋時次郎の情話として脚色したもの。新内節の好評によって...
あっ‐せつ【圧雪】
[名](スル)雪を踏みつぶして固めること。踏んで固めた状態の雪。「ゲレンデの—作業車」
あなやま‐ばいせつ【穴山梅雪】
[1541〜1582]戦国時代の武将。甲斐武田氏の一族。名は信君。駿河江尻城主。武田氏滅亡の際、徳川家康に内通し、織田信長に降伏。上洛のおり本能寺の変にあい、帰国の途次に一揆勢に殺された。
あわ‐ゆき【泡雪/沫雪】
1 泡のようにやわらかく溶けやすい雪。《季 春》「—の水際ばかり光りけり/鬼房」 2 「泡雪羹(かん)」「泡雪豆腐」などの略。
あわ‐ゆき【淡雪】
春先の、うっすらと積もって消えやすい雪。《季 春》「—のつもるつもりや砂の上/万太郎」
うす‐ゆき【薄雪】
1 薄く積もった雪。 2 鶏卵と小麦粉とで作り、砂糖の衣をかけた菓子。
う‐せつ【雨雪】
1 雨と雪。 2 雪が降ること。雪を降らせること。また、降る雪。「天大—ならずとも、深山高峰の冬の夜は」〈正法眼蔵・行持下〉
うみにふるゆき【海に降る雪】
畑山博の恋愛小説。昭和51年(1976)刊行。映画化作品もある。