さほ‐やま【佐保山】
奈良市北部、佐保川の北側にある丘陵。京都府との境をなす。西部の佐紀(さき)山と合わせて古くは奈良山と呼んだ。さおやま。[歌枕]「—にたなびく霞見るごとに妹を思ひ出で泣かぬ日はなし」〈万・四七三〉
しずはたおび【賤機帯】
歌舞伎舞踊。 一中節。本名題「峰雲(おのえのくも)賤機帯」。壕越二三治作詩、宮崎忠五郎作曲。宝暦元年(1751)江戸森田座で初演。謡曲の「隅田川」「班女(はんじょ)」「桜川」に取材したもの。 ...
しょう‐か【升遐/昇遐】
[名](スル)《はるかな天に昇る意から》天子や貴人が死ぬこと。登遐。昇霞。「昔高帝—したまう時」〈露伴・運命〉
しょうど‐しま【小豆島】
香川県北東部、瀬戸内海東部の島。淡路島に次ぐ内海第2の大島。奇岩の多い寒霞渓(かんかけい)がある。西側湯船山腹から湧出する水は貴重な水源。醤油醸造、オリーブ栽培、花崗岩(かこうがん)の採石、そう...
しらかわ‐の‐せき【白河の関】
福島県白河市にあった古代の関所。勿来(なこそ)の関・念珠ヶ関(ねずがせき)とともに奥州三関の一。[歌枕]「都をば霞とともにたちしかど秋風ぞ吹く—」〈後拾遺・羇旅〉
しらたま‐ひめ【白玉姫】
霞(かすみ)の異称。
しんとね‐がわ【新利根川】
茨城県南部を流れる人工河川。北相馬郡利根町から東流し、稲敷市で霞ヶ浦に注ぐ。長さ約33キロ。江戸幕府が利根川下流の洪水防止と手賀沼・印旛沼干拓のために開いたもので、寛文6年(1666)完成。昭和...
すいごうつくば‐こくていこうえん【水郷筑波国定公園】
茨城県から千葉県にかけての水郷地帯、および筑波山を中心とする国定公園。霞ヶ浦・鹿島神宮・犬吠埼(いぬぼうさき)などを含む。
すみ‐ぐま【墨隈】
東洋画などで、墨の濃淡やぼかしによって隈を取り、立体感や雲霞(うんか)を表す手法。
すやり‐がすみ【すやり霞】
大和絵、特に絵巻物で、横に長く棚引く霞。鎌倉時代以降、遠近感を与え、また場面を転換するために用いた。槍霞(やりがすみ)。