めん‐よう【面容】
顔かたち。顔つき。面貌(めんぼう)。
めん‐ろう【面廊】
《「めんどう(馬道)」の音変化という》長廊下。一説に、広い板敷きの縁とも。「—にやすらひ物申さんと」〈伽・横笛草紙〉
めん‐わり【面割(り)】
「面通(めんとお)し」に同じ。
面(めん)を打(う)・つ
仮面を作る。多く、能面にいう。「翁(おきな)の—・つ」
面(めん)を被(かぶ)・る
1 仮面で顔を覆う。 2 本当の姿を隠して、別のものに見せる。「善人の—・る」
面(めん)を繋(つな)・ぐ
「面を通す1」に同じ。「今後の仕事のために—・いでおく」
面(めん)を通(とお)・す
1 顔を見せて相手の面識を得る。「親方連中に—・す」 2 犯人などの顔を見せて確かめる。「目撃者に—・す」→面通し
面(めん)を取(と)・る
1 剣道で、相手の面を打って勝ち点を取る。「上段から—・る」 2 角(かど)を削って、平らにしたり、丸みをつけたりする。「柱材の—・る」
も【面】
《「おも(面)」の音変化》おもて。表面。「水(み)の—」「つくばねのこの—かの—に影はあれど君がみかげにます影はなし」〈古今・東歌〉
もて【面】
「おもて」の音変化。「あが—の忘れも時(しだ)は筑波嶺を振りさけ見つつ妹は偲(しぬ)はね」〈万・四三六七〉