おも‐がい【面繋/面懸/羈/面掛】
《「おもがき」の音変化》馬具の一。轡(くつわ)を固定するために、馬の頭にかける緒。おもづら。→三繋(さんがい)
おも‐がわり【面変(わ)り】
[名](スル) 1 年をとったり病気をしたりなどして、顔つきが変わること。「以前より太って—している」 2 物のようすが変わること。「あけぬともなほ秋風はおとづれて野辺のけしきよ—すな」〈千載・秋下〉
おも‐ぎらい【面嫌ひ】
幼児が見慣れない人を見て、嫌うこと。人見知り。「男をば怖(お)ぢず、—をもせず」〈宇津保・国譲中〉
おも‐くろ・い【面黒い】
[形] 1 「おもしろい」をしゃれていった語。「これは—・い。ぜひやってみましょう」〈独歩・号外〉 2 「おもしろい」の反対の意で、「つまらない」をしゃれていった語。「富士なくば—・からん東路」...
おもご‐けい【面河渓】
愛媛県、石鎚山を源とし南流する面河川の渓谷。断崖や甌穴(おうけつ)が多く、景勝地。
おも‐ざし【面差(し)】
顔つき。顔だち。面だち。「母親に似た—」
おも‐しろ【面白】
《形容詞「おもしろし」の語幹》おもしろいこと。「今のあさはかなるも、昔の跡に恥ぢなくにぎははしく、あな—と見ゆる筋はまさりて」〈源・絵合〉
おも‐しろ・い【面白い】
[形][文]おもしろ・し[ク]《もと、目の前が明るくなる感じをいった語》 1 興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。「何か—・いことはないか」「仕事が—・くなってきた」「この作品は—・く...
おもしろ‐おかし・い【面白おかしい】
[形][文]おもしろをか・し[シク]おもしろくて愉快である。「—・く暮らす」
おもしろ‐ずく【面白尽く】
1 おもしろいというだけで、無責任にすること。興味本位。「—でやられてはたまらない」 2 おもしろみの限りを尽くすこと。「此の道の第一の—の芸能なり」〈花伝・二〉