わき【湧き/涌き】
1 現れ出ること。「今年はハゼの—がいい」 2 魚群が押し寄せて、海面が泡立ち白くなること。
わき‐あが・る【沸き上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 盛んに煮え立つ。沸騰する。「湯が—・る」 2 興奮した雰囲気が高まる。ある感情が激しく起こる。「歓声が—・る」「憤りが—・る」 3 水面などが激しく波立つ。「南は満海、波—...
わき‐いた【脇板】
鎧(よろい)・胴丸・腹巻きなどの側面にある板。
わき‐がまえ【脇構え】
剣道で、右足を引いてからだを右斜めに向け、頭を正面に保ち、刀を右脇にとり切っ先を後ろに下げた構え。陽の構え。
わき‐がんな【脇鉋】
敷居の溝や小穴の側面を削るのに用いる溝鉋。
わき‐ざ【脇座】
能舞台で、客席正面から向かって右側、脇柱の右手の地謡(じうたい)座の手前にあたる所。ワキが座る定位置。
わき‐しょうじ【脇障子】
神社・書院の側面の縁の、行き止まりの所に設ける衝立(ついたて)状の仕切り。
わき‐じょうめん【脇正面】
《「わきしょうめん」とも》能舞台で、シテ柱と目付(めつけ)柱との間の所、およびその外縁の観客席。舞台に向かって左側面にあたる席。脇正(わきしょう)。
わき‐ばしら【脇柱】
能舞台正面の、向かって右手前の柱。すぐ右側がワキ座。大臣柱。
わき‐ばら【脇腹】
1 腹の側面。横腹。「—を押さえる」 2 正妻以外の女から生まれること。また、その子。妾腹(しょうふく)。めかけばら。⇔本腹。